家の軒下やベランダでアシナガバチの巣を見つけてしまった時、駆除や対策を考える上で非常に重要になるのが、彼らがいつ活動し、いつ休むのか、その「活動時間」を正確に知ることです。アシナガバチの行動パターンを理解すれば、彼らとの遭遇を避け、安全に行動するためのヒントが見えてきます。アシナガバチは、基本的に太陽が出ている時間帯に活動する「昼行性」の昆虫です。彼らの一日は、日の出とともに始まります。気温が上がり始めると、巣の中にいた働き蜂たちが一斉に活動を開始し、それぞれの役割に応じて巣の外へと飛び立っていきます。主な仕事は、幼虫の餌となる芋虫や毛虫などの昆虫を狩る「餌集め」、巣を大きくするための木の皮などを集める「巣作り」、そして巣を守る「警備」です。活動のピークは、気温が最も高くなる日中の時間帯、おおよそ午前10時から午後3時頃までです。この時間帯は、働き蜂が最も活発に巣と外を行き来するため、巣の周辺は非常に賑やかになり、危険度も最も高くなります。庭仕事や洗濯物を干す際に、この時間帯に巣に近づくのは特に注意が必要です。そして、日が傾き始め、気温が下がってくると、外で活動していた働き蜂たちは、次々と巣へと帰還します。日没を迎える頃には、ほとんどの蜂が巣に戻り、夜間の休息に入ります。夜の間、アシナガバチは巣の上でじっと動かず、エネルギーを温存して次の日の活動に備えます。夜間は視力も鈍り、気温の低下も相まって、動きは非常に緩慢になります。この「夜間は巣に戻って休む」という習性こそが、アシナガバチ対策の最大のポイントです。巣を駆除する際は、全ての蜂が巣に揃っていて、かつ動きが鈍い夜間を狙うのが最も安全で効果的とされています。アシナガバチの一日の活動時間を理解することは、彼らの脅威から身を守るための、最も基本的な知識と言えるでしょう。
アシナガバチの活動時間!彼らの一日を徹底解説