ねずみ駆除が成功しても、油断は禁物です。ねずみは、一度侵入した場所に再び戻ってくる習性があるため、再発防止策を徹底することが重要です。ここでは、ねずみ駆除後の再発防止策について解説します。まず、最も重要なことは、ねずみの侵入経路を完全に塞ぐことです。ねずみは、わずか1.5cm程度の隙間があれば、簡単に侵入することができます。壁の穴やひび割れ、排水管の隙間、換気扇や通風口、屋根裏への通気口、ドアや窓の隙間など、ねずみが侵入する可能性のある場所を徹底的に点検し、金網やパテなどで塞ぎましょう。次に、ねずみの餌となるものをなくすことが重要です。ねずみは、人間の食べ残しや生ゴミ、ペットフードなどを餌とします。これらの餌となるものを放置しないようにし、食品は密閉容器に入れて保管しましょう。また、生ゴミは蓋付きのゴミ箱に入れ、こまめに捨てるようにしましょう。さらに、ねずみの巣を作らせないようにすることも大切です。ねずみは、暖かい場所や暗い場所に巣を作る習性があります。屋根裏や床下、壁の中、家具の隙間などが、主な巣の場所となります。これらの場所に、古新聞や古布、断熱材などが放置されていると、ねずみの巣作りの材料となってしまいます。不要なものは処分し、整理整頓を心がけましょう。また、定期的に家の中を点検し、ねずみの糞や尿の痕跡がないか、食品や袋がかじられていないかなどを確認することも大切です。もし、ねずみの兆候を見つけた場合は、早めに対策を講じましょう。これらの再発防止策を徹底することで、ねずみのいない快適な生活空間を維持することができます。